京都駅八条口近くに12月22日、「アルモントホテル京都」(京都市南区九条西岩本町、TEL 075-681-2301)がオープンする。運営は法華倶楽部(東京都中央区)。
大正9(1920)年、烏丸七条に京都を訪れる参拝客のための旅館として始まった同社。「法華クラブ京都」(下京区)が1928(昭和3)年に増築した際には、当時として珍しく全室を壁で仕切られている部屋に改装。この後もタイプライターや複写機が無料で使える「ビジネスコーナー」、自動精算機のシステムを共同開発するなど先進的な取り組みでも知られる。
客室は全169室。家族や友人同士の個人旅行をメーンターゲットに据える。100席のレストラン「はなもみ」や大浴場を完備。新ブランド名でもある「アルモント(ALMONT)」には「All」と「Mountain」を足した造語。「全てのお客さまに志と理想を高く心を尽くす」という思いを込めているという。
「大浴場は当ホテルの自慢」と同社営業部長の菅茂雄さん。「約20室の広さに相当するが、お客さまにゆっくりと旅の疲れを取っていただきたいという思いで設けた。今後は大学受験のプランなども提供していく予定」と菅さん。「地域の方にも親しまれるホテルになれたら」とも。
宿泊料金は、シングル=1万3,650円、デラックスツイン=2万450円など。