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勝手口からおいでやす?-六角東洞院に町家を改装したスノーボード店

「NUPLI(ヌプリ)」の入り口に立つ中野智裕さん

「NUPLI(ヌプリ)」の入り口に立つ中野智裕さん

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 六角東洞院の自転車店「辻森商会」2階のスノーボードショップ「NUPLI(ヌプリ)」(京都市中京区三文字町、TEL 075-746-2071)がオープンして間もなく2カ月がたつ。

店の隅には1階と繋がるハシゴが

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 ウインターシーズンにはスキー場で働き、オフシーズンは京都で同名のスノーボードショップを営んでいた店長の中野智裕さん。しかし、スキー場が閉鎖。それをきっかけにオリジナルの自転車の販売をしようと自転車製作を学ぶ。そのころ、客として出会った「大ちゃん」こと自転車店の辻森商会の宮本大輔さんと友人になった。これが縁で、2階のスペースを借りることになった。

 店舗はおよそ築100年の民家。天井を外し、床を張り、壁を塗り直すといった作業をほとんど一人で行い、オープンにこぎ着けた。入り口は勝手口。土間で靴を脱いで階段を上がる。バーを通してハンガーを掛けるなど工夫を凝らした什器にスノーボードやウエア、ゴーグルやバッグなどの小物を並べる。その一角には「大ちゃんとのつながりを形にしたいと思って」と、1階とつながるはしごを掛けている。

 中野さんの事を知った近所の店からは「たるを載せる台を作ってほしい」「スロープを付けたい」などの相談が寄せられるなど引っ張りだこ。しかし「お客さんには何の店かなかなかわかってもらえなくて」と中野さんは苦笑い。自転車のディスプレーがあることから自転車の店と勘違いされることが多いため、現在大きな看板を制作中だという。

 「お越しいただいた方にとって楽しい店を作ることで自然と売り上げも立つはず。大ちゃんのような地域の方に愛されるような店にしていきたい」とも。夏にはオリジナル自転車も扱う予定。

 営業時間は14時~20時。営業スケジュールはホームページで確認できる。

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