ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥博士へ、受賞を祝うメッセージと寄付が集まっている。
山中博士は今年目標に挑戦することで寄付を集めることのできる「Just Giving Japan」というウェブサイトを通じ京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)への寄付を募った。研究の合間にも鴨川沿いを走っているという山中博士の目標は、3月に行われた「京都マラソン」で完走すること。当初400万円の目標額を設定したが、京都マラソン号砲前に達成したため1千万円に引き上げた。
マラソン直前に風邪をひくなど本調子ではなかったが、自己ベストとなる4時間3分19秒で完走。マラソン後の1カ月間にも100万円を超える寄付が集まっていた。
ノーベル賞の受賞の発表があってから寄付も増加。呼びかけを始めてから10月8日までに寄付を行った人はのべ900人を超えた。コメント欄には「ラジオで速報を聞いた時は思わず拍手していました」など博士の受賞を喜ぶコメントとともに、今後の活躍を期待するメッセージが寄せられている。