日本酒と和楽器の演奏を楽しむ「和の宴OTOZAKE(オトザケ)」が9月22日、京町家の「ちおん舎」(京都中京区衣棚三条上る突抜町)で行われる。
「音楽が好き、酒が好き、和が好き。そんな方々と一緒に、ニッポンの伝統文化を聴いて・見て・味わおう」をテーマにする同イベント。企画をしたのは「二十歳のときから日本酒が好き」という渡辺さん。「日本酒や和楽器のイベントも増えてきた。けれど、まだ一部の人の楽しみという印象。もっと多くの方に興味を持ってほしいと思った」ときっかけを話す。
イベントには滋賀県地酒蔵元、美冨久(みふく)の蔵人が登場。酒造りやその思いを披露するという。「私自身、蔵元の方から『どうしてこの味にしたのか』という話をを聞くことでより日本酒の面白さを知った。初心者が方の感じる『壁』を越えるきっかけになるのでは」と渡辺さん。
京都を中心に活動する「邦楽女子」、「ニッポン・ガールズ」の演奏も行われる。当日は、和太鼓、篠笛、津軽三味線のメンバーが登場。「和楽器を現代風にアレンジした曲はとても迫力がある」と渡辺さんはその魅力を語る。和楽器の奏法や「日本の音」についてもトークをする予定。
「人が集まってお酒を飲み、音楽が始まる。そんなお祭りのようなイベント。難しいことは抜きに楽しんでもらうことで日本の伝統文化に親しみを感じるきっかけになれば」と意気込みを語る。「音楽に合わせて踊ってもらってもいいですよ」とも。
開催時間は13時30分~16時(開場は13時)。料金は、前売り=5,500円(日本酒おかわり自由・肴付き)。申し込みはホームページで受け付ける。