梅小路公園(京都市下京区観喜寺町)で10月20日・21日、「京都九条ねぎフェスティバル」が開催される。
京都の伝統野菜の一つである九条ネギ。緑色の葉の部分が柔らかく、内部にとろみのある部分が多いのが特徴。イベント事務局を務める京都府農林水産部では、京野菜の「水菜」が全国に知られ、各地で生産されるようになったことを受け、次の「スター」を探していたという。「京都の土地の名前を冠し、生産体制も整っていることから白羽の矢を立てた」と同担当者。「首都圏では白ネギが中心なので、青ネギの代表格である九条ネギを広める余地がある」と意欲を見せる。
イベントでは、首都圏や関西を中心とした17店のラーメン店が九条ネギを使ったオリジナルラーメンを作り、グランプリを競う「京都九条ネギラーメンバトル」を実施する。1杯750円で、参加者は気に入った店に箸で「投票」する。
関東でも九条ネギを使ったラーメンを提供する店もあったが、「『価格が高い』という声が多かった」と同担当者。「1日の提供数を限定する店もあった。今後、価格も抑えられるよう流通ルートも整えていきたい」と話す。
当日は「京都ご当地グルメフェスティバル」を併催し、府内各地のメニューを提供する。10月6日には、プレイベントとしてネギの健康成分を紹介する講演も予定。ホームページで順次、九条ネギを使ったレシピの紹介などを行っていくという。
開催時間は10時~16時。入場無料。