京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町)で8月26日、旗づくりのワークショップが開催された。イベントは「フェスティバル FUKUSHIMA!」の関連企画で、主催はNPO法人「京都カラスマ大学」。
同プロジェクトの今年のテーマは「Flags Across Borders(旗は国境を越えて)」。昨年、福島で行われた野外ライブの際に、6000平方メートルの「福島大風呂敷」を制作。今年はそれを裁断して「フェスティバル FUKUSHIMA!フラッグリレー」と題して、各地でイベントを行っている。
当日は、カラーリストの広藤裕子さんが講師を務めた。福島から送られた大風呂敷の一部や、参加者が持ち込んだ布をつなぎ合わせて小さな旗に仕上げた。できあがった約100枚の旗は、ひもに取り付けられて同施設のバルコニーに掲げられた。
伏見区から参加した70代の小島さんは、星や丸の形の布を旗に付けた。「昨年は福島のため何もできなかったので参加した。若い人とこうして取り組めたことがうれしい」と話していた。
旗は1週間程度、掲揚する予定だという。