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「京都賞」受賞者発表-細胞のオートファジー(自食作用)研究の大隅良典博士も

記者会見の様子 ©稲盛財団

記者会見の様子 ©稲盛財団

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 稲盛財団(京都市下京区烏丸通四条下ル)は6月22日、稲盛財団記念館(左京区川端荒神橋)で28回目となる「京都賞」の受賞者を発表した。

 京都賞は、「科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々の功績をたたえる国際賞」(同財団)。受賞者にはディプロマ、メダルと賞金5,000万円が贈られる。昨年は、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが受賞している。

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 先端技術部門はコンピューターグラフィックス(CG)技術や、仮想現実・拡張現実の先駆的な貢献により、コンピューター科学者のアイバン・エドワード・サザランド博士が選ばれた。博士の研究グループからはシリコングラフィックス社、ピクサー・アニメーション・スタジオやアドビ システムズ社の創立者など優れた人材を輩出している。

 基礎科学部門は分子細胞生物学者の大隅良典博士が選ばれた。博士は、酵母の細胞の液胞からオートファジー(日本語では「自食作用」。細胞内のタンパク質を分解する働き)のメカニズムとその生理的な意義の解明への道を開いたとして評価された。

 思想・芸術部門では、ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク博士が受賞。博士の自著「サバルタンは語ることができるか」で、「自ら語る」ことのできない弱者、その声を「代弁」する過程で形成される新たなアイデンティティー神話と、そこに生じる抑圧の構造に警鐘を鳴らし、 “unlearn(学び知ったものを忘れ去ってみる)” という方法を提唱。故郷の西ベンガルや、バングラデシュの村落で小学校を建設し自ら教壇に立つ活動も行ってきた。

 同館では7月中旬まで受賞者の関連展示を行う。授賞式は11月に行われる。

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