京都を拠点に全国に活動の場を広げる劇団ヨーロッパ企画の劇団内ユニット「イエティ」が2月23日~27日、約1年ぶりの新作公演「ブラッド&バター」を元・立誠小学校(京都市中京区蛸薬師通河原町東入)で行う。
大学入学時に、イベントサークルと勘違いをしてヨーロッパ企画に参加した大歳倫弘さんが作・演出を務め、2009年に立ち上げたイエティでは、劇ではあまり語られる事の無いタレントの自伝本やサブカルチャーに出会ったヤンキーなどを主題に扱ってきた。今回は、日本独自の多様性と特殊性を持つパンの進化に焦点を当てるという。
ラジオの構成やテレビドラマの脚本なども手掛ける大歳さんは、わかりやすい言葉とキャラクターづくりを心掛けている。出演者の中に他の劇団の役者が入る事も少なくない。「劇団内では『何となく』で理解できていた事を相手に伝わる言葉で考える事が重要と」大歳さん。今回の公演には同志社大学の演劇サークル「演劇集団Q」に所属する同大学3年生の“かもめ”さんが参加する。
料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。スケジュールはホームページで確認できる。