京都のガイドとスケジュール帳が一体となった「京都手帖」の2012版が9月、発売された。
京都の行事や寺社の情報を手帳にまとめた同商品。今年で6年目となる。今年も、表紙やマンスリーカレンダーのデザインは竹笹堂(下京区)の原田裕子さんのものが使われている。京都府限定販売の表紙「なでしこ」柄は、もともとリバーシブルの表紙の裏側に使う予定だったが、出来が良かったので表に採用されたという。
「読者カード」で要望の多かったミシン目の入ったメモを追加したほか、葵祭、時代祭りの巡行ルートを掲載。「最近はお寺の方も『使っています』と声をかけていただいてうれしい」と編集を担当した伊賀本結子さん。パン店やラーメン店、「桜の見えるカフェ」などの特集ページでは、伊賀本さんが実際に足を運んで選んだ「イチオシ」の店や新店が並ぶ。「女性の読者が多いが、男性の方にもぜひ使ってもらえたら。デートの計画などにも使えるはず」と伊賀本さん。
「京都の方は金閣寺や清水寺などに行ったことがなかったり、お祭りもテレビで見ているといわれるが、ぜひ京都手帖を持って実際に目にしてその良さを感じてもらえたら」とも。
体裁はB6版で、価格は1,050円。