京都清宗根付館（京都市中京区壬生賀陽御所町、TEL 075-802-7000）で11月1日から、秋の一般公開「浮世絵展」が開催される。

　今回の一般公開では、浮世絵をテーマにした新作約40点を展示。葛飾北斎や歌川広重、東洲斎写楽など、美人画や役者絵でなじみのある浮世絵は江戸時代に流行し、国内の地方文化や西洋近代の芸術運動にも大きな影響を与えた。全国の根付作家が秀作の数々を本展で競艶する。

　「浮世絵といえば平面の作品を想像するが、今回の企画展では根付という立体物で浮世絵を表現する。作家の独自の切り口をお楽しみいただければ」と同館広報担当者。

　2007年11月に日本初の根付専門美術館としてオープンした同館。京都市指定有形文化財「旧神先家住宅」を修復し、春・夏・秋・冬の年4回一般公開を行っている。

　開館時間は10時～17時。入館料は、一般＝1,200円、中・高生＝600円。11月30日まで（11月10日は13時から）。