京都産業会館(京都市下京区函谷鉾町)地下1階に10月1日、授産製品の販売を行う「はあと・フレンズ・ストア」(TEL 075-221-8111)がオープンした。
市内施設を中心に障害を持つ人の作るクッキーや手工芸品などを販売する同店。現在被災3県の授産製品も販売している。京都市交通局の所有するスペースを活用し、京都市保健福祉局とNPO法人京都ほっとはあとセンターが京都府高齢・障害者雇用支援協会の協力を得て運営を行う。
「既存の店舗では、施設が持ち込んだものをそのまま販売する例が多く、店に物があふれて、良い商品が埋もれていた」と柊伸江店長は指摘する。同店では扱う商品を厳選するほか、施設側と商品の価値を高めるための改良も行っていく。
絵画や陶芸などのアート作品も扱う。「規格物ではないため価格の設定など難しい点もあるが、ビジネスとして成り立つ環境作りができれば」とも。今後は、企業や施設間の連携の強化や、ワークショップの開催などを目指すという。
営業時間は10時30分~18時30分。月曜定休。