京都の町家で「Tシャツフェス」-デザインコンテストも初実施

「京都Tシャツフェスティバル vol.3」が京町家「繭」で開催される

「京都Tシャツフェスティバル vol.3」が京町家「繭」で開催される

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 小川通にある町家型複合施設「京町家『繭』(まゆ)」(中京区小川通御池南入る、TEL 075-211-3273)では5月3日から5日までのゴールデンウィーク期間中、「京都Tシャツフェスティバル vol.3」を開催する。

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 同施設は、京友禅の体験工房や手染め商品の製造・販売をする丸益西村屋が運営。京友禅体験工房やギャラリー、京友禅の型紙で染め上げられたTシャツを販売する「ショップ繭」など7つの店舗で構成される複合施設となっている。

 同フェス企画は今回で3回目。「Tシャツが好きで、インディーズのTシャツフェスティバルをやりたかった」という同社の森口さんが発案、昨年はゴールデンウィークの3日間で約450人を動員した。会場は「ショップ繭」で開催され、グラフィックデザイナーなど7組が参加。参加者によるデザインTシャツは販売も行うほか、今回から季節の和菓子を提供するブースも設ける。

 今回は「第1回Tシャツデザインコンテスト」も開催。「welcome日本!welcome京都!」のテーマで約30人の応募者の中から選ばれたのは、京都で友禅染めの活動をしている「Work Shop Kaori(ワークショップかおり)」さん。細部までこだわった繊細な仕事が優勝作品に選ばれた決め手となった。2階では優勝者のTシャツが展示・販売され、他の応募者による作品の展示もする。同コンテストは「イベントを認知してもらい、クリエーターの方と情報交換したかった」(同社関係者)ことから実施された。

 同イベントについて森口さんは「クリエーターの斬新なアイディアで刺激を受け、もっといいものを作ろうという気になる。どこでも買えるものではないので、こだわりを持っている人に来ていただきたい」。今後の展開として「Tシャツフェスティバルはこれから定番化していき、毎年ゴールデンウィークの恒例行事になっていけば。コンテストの開催も予定している」と話している。

開催時間は9時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。

京町家 繭

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