「京都 坊主Bar」(京都市中京区油小路蛸薬師下る山田町)で7月7日、能と狂言の公演「乞巧奠(きっこうてん) 能楽七夕の夕べ」が開催され、様子はユーストリーム中継される。
観世流シテ方の林宗一郎さんと大蔵流狂言方の茂山逸平さんの能と狂言を上演する同舞台。同い年で幼なじみの2人が、10代のころから願っていた企画を実現させたという。タイトルは、公演日が七夕なので冷泉家の七夕の行事の名前にした。
当日は、能と狂言を比べることのできる舞台にするという。例えば能と狂言の代表的な「神様」が登場する「高砂」(能)と「福の神」(狂言)でその性格の違いを見せるほか、能と狂言で同じタイトルが付けられた「玉之段」「道明寺」などを上演。フィナーレは2人で大曲を披露する予定だという。
企画をサポートする「1/f works(ゆらぎワークス)」の森愛歩さんは「能や狂言になじみがない方でも楽しんでもらえるはず」と話す。当日は公演の模様をユーストリームで配信するほか、4店舗でパブリックビューイングを行う。
開演は19時30分。京都坊主Barのチケットは完売。各上映会場は入場無料だが要オーダー。