御所南小学校(京都市中京区柳馬場通夷川上る)で4月4日、狂犬病の予防のための集団注射が行われた。
狂犬病予防法により生後91日以上の飼い犬については年1回の予防注射と生涯一度の登録が義務つけられている。京都市では注射を受けやすいよう学校などの施設の一角で集団注射を実施している。
あらかじめ問診表に当日の犬の状態を記入し、体調が悪かったり、病気療養中であったり、以前の注射後に体調を崩したりしていなければ注射を受けることができる。これらに該当する場合はかかりつけの獣医での注射を推奨している。注射を受けると首輪に付ける「注射済票」を受け取る。首輪に付けた時の違和感が減るよう、2009年から新しいデザインに変えた。
この日、会場となった同校には開始時間前から飼い主と犬の姿が。怖がる犬も中には見られたが、数秒ほどで注射は終わるため大きな混乱もなく終了した。
「新しく犬を飼い始めた方には制度について知ってほしい。日曜にも実施するので仕事のある方などに利用してもらえたら」と同市保健福祉局の河野誠さん。
料金は未登録の場合は登録料と注射、注射済み票交付手数料を含め6,900円。登録が済んでいる場合は3,300円。実施場所は日によって異なるほか、京都市獣医師会会員の動物病院でも受けることができる。