京都・妙心寺でチベット民謡がベースのコンサート-チベットの現実訴える

チベット民謡を謳うボーカルのテンジンさん

チベット民謡を謳うボーカルのテンジンさん

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 妙心寺(京都市右京区花園妙心寺町)の退蔵院で10月24日、コンサート「Snow Lion 天翔ける歌声」が行われる。主催は化粧品を扱うパーフェクトポーションジャパン(中京区釜座通姉小路下ル突抜町)。

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 同コンサートは、幼いころ両親とともにチベットからインドに亡命したテンジン・チョーギャルさんのチベット民謡をベースにした歌に、インドの横笛「バーンスリー」奏者の寺原太郎さん、打楽器「ダブラ」奏者のシェン・フリンデ―ルさんが加わり行われる。

 中国の支配下にあるチベットではチベット族は「緩やかな民族浄化」の道をたどっており、ダライ・ラマ法王のいるインドでチベット人としての教育を受けさせたいと親が子どもを亡命させることも少なくないという。そうした現実を知ってほしいという思いでテンジンさんは歌っているという。CD売り上げの10%はチベット難民の子どもを受け入れている「チベット子ども村」への寄付に充てている。

 同社広報部の石角さんは「テンジンさんの伸びのある声や独特の歌い回し、めったに見られないインドやチベットの民族楽器の響きをぜひ聴いてほしい」と話す。「ライトアップされたお寺との取り合わせも楽しんでもらえたら」とも。

 開演は17時30分。料金は、前売り=4,000円、当日=4,500円。抹茶付き。

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