京都ロフト(中京区河原町通三条下ル、TEL075-255-6210)で8月18日、「ほぼ日手帳2011」のラインアップ発表が行われた。
「ほぼ日手帳」は糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」から誕生した手帳で、今年で10年目を迎える。1日1ページ書き込める、180度開くことができるなどの使いやすさを考えたデザインが特徴。ユーザーの声を反映して毎年改良を重ねている。
発表は京都ロフト1階にある「ほぼ日ストア京都出張所」で行われた。「ほぼ日手帳」誕生から開発に携わる松井さんが、時間軸を30分刻みにし、A5版の「カズン」にも「日々の言葉」を掲載し、ポケット位置を変更した点など、2011年版の特徴を巨大な「ほぼ日手帳」を使って説明した。
その後糸井さんが登場し、「スティーブジョブズのプレゼンの本を読んだけど、僕には無理です」と、画用紙をめくりながらプレゼンを行った。その中で「ほぼ日手帳のいいところはいっぱいある」とし、「まず電気が要らない。スティーブジョブズは絶対できない」と観客らを笑わせた。ほかにも、「皆さんの上司は『あれができてない』って怒りますけどね、この手帳はTo Do リストが達成できなくても、ダイエットに挫折しても、白紙が続いても怒らないんです」と解説した。
糸井さんは「この手帳のどこがいいのって聞かれたら、『これだ』ってきちんと説明することはできないんです」と話しながら、「……。」と書かれた画用紙を示した。「でも、愛されていることは確か。これはありがたいこと」と続け、「次は100万部」と今後の目標を示し、最後は「なんでもない日、おめでとう」と締めくくった。
発表の様子はユーストリームでも生中継した。「ほぼ日手帳2011」は9月1日11時から、「ほぼ日ストア」とロフトで販売予定。営業時間は11時~21時。