祇園・八坂神社そばに鉄板焼き店「灼奏(やきいろ)」(東山区富永町東大路通西入、TEL 075-541-4589)がオープンした。
席数はカウンター10席と2卓の座敷テーブル8席の合計18席を備える。コースメニューが中心の同店。コース「灼」(4,800円)は前菜、サラダ、白身魚のムニエル、スープ、野菜の鉄板焼き盛り合わせ、メーン(肉または魚)、ご飯、デザート。メーンの肉はサーロインまたはヘレ、魚は「大エビと帆立貝柱」。肉は季節によって産地の違うA4ランクのものを使い、持ち帰り用のカツサンドなども用意する。
メニューについて、「季節感を出すように気をつけている」と料理長。アラカルトでは、「豚バラ新ジャガの鉄板焼 バルサミコソース」「海老とホタテと貝柱の鉄板焼」が人気だという。
焼き加減や好みなど客の要望に応じて調理する同店。「肉の焼ける音やブランデーで炎が上がるなど、鉄板焼きはエンターテインメント性がある」と店長の信田陽介さん。以前はバーテンダーとして働いていた。その時に培った会話や気配りで、「客のシーンに合う食事が演出できるよう気を使う。祇園という場所柄緊張するかもしれないが、僕が気持ちをほぐします」と自信をのぞかせる。利用客の年齢層は高いが、「価格を抑えているため学生が誕生会に使うこともある。あまり構えずに利用してほしい」とも。
営業時間は17時~3時(ラストオーダー)。現在、オープンを記念してテラス席でデザートを提供するサービスを8月末まで行っている。要予約。