河原町三条のファッションビル「京都BAL」(京都市中京区河原町通三条下ル山崎町)が8月21日に営業を再開すると発表した。
周辺百貨店の増築や複合商業ビルの新規開業、オンラインショッピングの一般化などの環境の変化を背景に2013年1月末に一時閉店を決断。隣接する南北の土地に増築した。「上質なショッピング体験を提供」を重視しているという。今年2月には北側にあるバルアネックス(別館)に北欧発の雑貨店「フライングタイガー」がオープンしている。
新たな店舗は地上6階地下2階建てで、建築面積は約2500平方メートル。延べ床面積は約1万8500平方メートル。改装前の倍以上となる。テナントは、現在も仮店舗で営業中の「無印良品」「アングローバルショップ」など加え、雑貨やファッションの専門店を中心に32店を予定する。3店は450平方メートル以上の大型店。100~200平方メートル規模も5店展開。20坪以上のパウダールームや13坪の休憩ラウンジなども設けるという。初年度の売り上げ目標は70億円。
朝日会館で営業中の「ジュンク堂」は、同じ大日本印刷の傘下の「丸善」として出店することが明らかにされている。同店は梶井基次郎の小説「檸檬」の舞台として知られ親しまれていたが、2005年に閉店。丸善がジュンク堂に吸収合併されたことで復活が望まれていた。
テナントの詳細は6月後半に発表予定。