京都市美術館(左京区岡崎円勝寺町)と京都国際マンガミュージアム(中京区烏丸御池上ル)で1月27日、「京都精華大学 卒業・修了制作展」が始まった。
芸術学部、デザイン学部、大学院芸術研究科(マンガ以外)は京都市美術館で、ニンテンドーDSを音声ガイドとして使い作品を展示している。来館者は制作者である学生本人による音声ガイダンスを聴きながら鑑賞することができる。音声コンテンツは同大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科の学生らが制作し、会場には貸し出し用のニンテンドーDSを用意している。
展示する作品は絵画、立体造形、陶芸、テキスタイル、版画、映像、グラフィックデザイン、プロダクトデザインとさまざま。学生1人1作品で、総数は約500点に上る。そのうち音声ガイドを使う作品は104点で、1作品につき30秒間、作品の解説や作品の世界観を伝える音楽を流すなど、それぞれ作品に合わせて工夫している。
マンガ学部、大学院芸術研究科(カートゥーン・ストーリーマンガ)は京都国際マンガミュージアムで、ストーリーマンガ、カートゥーン、アニメーション、マンガ原作や小説など約200点を展示している。
開催時間は、京都市美術館=9時~17時(入館は16時30分まで)、京都国際マンガミュージアム=10時~18時(入館は17時30分まで)。いずれも入場無料。今月31日まで。