堺町通りの銭湯「錦湯」(京都市中京区堺町通錦小路下ル)で1月6日から、「招喜湯(まねきゆ)」が開催される。京都造形芸術大学情報デザイン学科先端アートコースに在籍する学生9人が企画した。
期間中、同銭湯は「招喜湯」と名前を変え、同店入り口には招き猫がデザインされたのれんを掲げる。6日から徐々に銭湯内に展示する招き猫の数を増やしていき、11日の同銭湯定休日にはイベント「招喜祭」を開催。同大学の吉本加奈子さん(3年)は「銭湯はいろいろな人が集まる場所。普段は異なる世代とコミュニケーションをとる機会のない若い世代に参加してほしい」と話す。開催場所を探す中で、同銭湯・店主の長谷川泰雄さんの人柄に引かれ錦湯での開催を決めたという。
同イベントでは、学生が制作した幅1.5メートル、奥行き1.5メートル、高さ2メートルの巨大な招き猫「湯上りさん」を展示し、浴室には「お面」「スーパーボールすくい」「ヨーヨー釣り」などの祭りの屋台も設置。銭湯内には招き猫約700個も展示する。
吉本さんは「今後も正月の錦湯は『招喜湯』になる。神社の祭りのように、近所の人に気軽に寄ってもらい楽しんでもらえれば」と話す。
入浴料は、大人=410円、小学生=150円。11日の「招喜祭」は入場無料。開催は今月11日まで。