清水寺(京都市東山区清水)で12月4日、エコイベント「COP15エコ・コンシャス・デンマーク」が始まった。
同イベントは、今月7日から2週間にわたりデンマークの首都コペンハーゲンで開催される、京都議定書では定めのない2013年以降の温室効果ガスの削減合意を目指す、国連気候変動枠組条約第15回締約国会議「COP15」をリアルタイムでサポートしようと企画された。スカンジナビア政府観光局がデンマーク大使館の協力を受け開く。
期間中、「エコロジーは過去の価値観を断ち切るべき。そのためには、心を洗って発想の転換が必要」というコンセプトで製作された巨大ウオッシュマシンのインスタレーションで、ウオッシュブラシの中に入って「魂の洗濯」を体験できる「ソウル・ウオッシュ」をはじめ、COP15の開催地であり、ヨーロッパでもエコ先進国として知られているデンマークで、エコな活動を展開しているアーティストやエコ・スタイリストの作品やパフォーマンスを通して、エコに対するアプローチやライフスタイル、エコの楽しみ方を紹介する。
同イベント広報担当者は「デンマークでは、エコがごく普通のこととして、ライフスタイルの中で定着し、明るく斬新なデザインや取り組みが身近にあふれている。1997年にCOP3が京都で開催され、いわゆる『京都議定書』が議決されたが、その発信地である京都の清水寺からCOP15のデンマークへ、エコの架け橋をつなぎつつエコ先進国デンマークのライフスタイルを紹介するという相互の交流により、明るく楽しいエコ・ライフスタイルが広がることを期待する」と話す。
入場無料。今月13日まで。