「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」の創刊50年を記念し、両誌にこれまで掲載された100作品の原画を展示する特別展覧会「サンデー・マガジンのDNA-週刊少年漫画誌の50年-」が10月10日、京都国際マンガミュージアムで始まった。家族連れや友人同士、外国人グループでなど、初日からにぎわいを見せている。
同イベントは川崎市市民ミュージアム(神奈川県川崎市)、高知県立美術館(高知県高知市)、長崎歴史文化博物館(長崎県長崎市)の巡回展。京都国際マンガミュージアムでの開催は川崎市市民ミュージアムに次いで2カ所目となる。
「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)は1959(昭和34)年3月17日に同日創刊。以降50年の間に描かれた歴史的名作から現在の人気作品まで、原画100点を一堂に展示する。
会場では、「巨人の星」「あしたのジョー」の原作者・梶原一騎の直筆原稿や「タッチ」「H2」のあだち充のアイデアノート、数十年前の掲載誌、玩具・関連グッズなどの秘蔵資料なども特別展示している。
「サンデーとマガジンが切磋琢磨(せっさたくま)して漫画は成長してきた。その時代その時代で描くマンガの種類も違う。50年にわたる漫画の歴史パノラマをじっくり感じてほしい」と同展担当研究員の表(おもて)さん。
観覧料は、一般=1,000円、中高生=500円、小学生=200円。開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。水曜日と10月11日休館。12月20日まで。