デンマーク大使館主催のエコサイクリング「COP15 CYCLING TOUR」が5月31日、京都市役所前広場のゴールで締めくくられた。
今年12月にコペンハーゲンで開催されるCOP15への関心を集めるため、フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン駐日デンマーク大使が、ツアー参加者とともに日本全国9都道府県を自転車で走った同イベント。同23日に東京をスタートし、安城、福島、札幌、宮崎、広島、今治、和歌山を経て、最終開催地が京都。
当日、京都市役所前広場から出発し、市内のサイクリングコース(約15~25キロメートル)を回る。コースは上賀茂神社通る北コース、国立京都国際会館を通る東コース、京のエコロジーセンターを通る南コース、大覚寺を通る西コースの4コース。
8時30分からエントリーを開始し、9時に司会者の声とともに一斉にスタート。親子での参加やグループでの参加、子どもから高齢者、外国人まで幅広い層が参加した。参加人数は300人強。
参加者はゴール後、今回のイベントの感想やエコロジーに関するメッセージをメッセージシートに記した。「普段走れないコースを走れて楽しかった」「地球環境を考える良いイベントだったと思う。また開催してほしい」などの声が寄せられた。メッセージはまとめてデンマーク首相へ届けられる。
15時30分には、デンマーク大使が京都府知事、京都市長らとともに国立京都国際会館を出発。下鴨本通、河原町今出川などを通り、16時30分に京都市役所前広場に到着した。「ゴールの大歓迎には驚いたし大変うれしかった。美しい京都の道をライディングできたことを喜んでいる」と同大使は感想を語った。