アートマネジメントを手掛ける「COMBINE office」(京都市下京区寺町通仏光寺下ル、TEL 075-585-8660)が運営するギャラリー「BAMI gallery」(同)で4月2日から、永吉友紀さんの個展「皇國の乙女~ものいはぬもののかたち~」が開催されている。
永吉さんは大学在学中から約20年間にわたり、「現代につながる時間の中で女性がどのように扱われてきたか」という社会的背景と、それらを取り巻く通俗などを散りばめた作品で、見る人に訴えかけ、その裏側に流れるものを表現し続けてきた。同社同展担当の上山潤さんは「大学時代からブレなく一貫したテーマで描いていて、自分の考えをクールに表現している」と話す。
同展では、永吉さんが現在精力的に取り組んでいるテーマ「戦時下における乙女達の群像」を中心に、タブロー・版画作品を合わせて約15点を展示している。
永吉さんの作品に引きつけられたのは「直感だった」という上山さんは「今の時代の中で伝えるべきもの、考えさせられるものを取り上げていきたい」と話す。
開催時間は11時~18時。4月4・5・11・12・25・26日は休み。今月30日まで。