京都駅ビル(下京区烏丸通塩小路下ル)の室町小路広場で2月21日、階段171段を駆け上りタイムを競う恒例のイベント「第12回 大階段駈け上がり大会」が行われた。12回目となる今回は71チーム、284人が参加した。
大会当日は冷たい風が時折強く吹くなか、4人1チームの参加者が次々と階段を駆け上がり、会場に集まった多くの観客から大きな声援が上がり盛り上がりを見せた。
団体の部・優勝チームは「サン・マッハ・スポーツ」でタイムは1分42秒92。過去最高のタイム1分42秒59に迫る歴代2位の好タイムで優勝を果たした。前回の優勝チーム「TEAM赤兎馬」は、今回2位だった。
個人の部・男性の優勝は「TEAM赤兎馬」の丸尾章弘さんでタイムは20秒68。今回で個人優勝4連覇を達成した。丸尾さんは「来年は5連覇して殿堂入りしたい」と次回への抱負を話した。個人の部・女性の優勝は「TEAM赤兎馬」の中島世礼奈さんでタイムは29秒30。前回に引き続き2連覇を達成した。中島さんは「プレッシャーもあったが、連覇できて一安心している。来年は3連覇を目指して頑張りたい」と話した。
優勝チームには南紀勝浦港直送のマグロ1匹とトロフィーが贈られ、2位・3位のチームや個人入賞者などにもそれぞれ賞品が贈られた。
主催するKBS京都の古塚幸一郎さんは「今回は昨年を30チーム近く上回る参加申し込みがあり、この時期のイベントとして定着しつつある、と手応えを感じられる大会になった。ただ階段を駈け上がるというシンプルなイベントだが、これからも大事に運営していきたい」と話す。