京都シネマ(京都市下京区烏丸通四条下ル、TEL 075-353-4723)で11月22日、「第11回京都国際学生映画祭」が始まる。同映画祭は学生が実行委員会を構成し、学生のために開催する映画祭。1997年の第1回京都映画祭内の「京都学生フィルム・フェスティバル」が前身。
コンペティション部門では国内作品161本、海外作品82本、計243本の学生による映画・映像作品の応募があった。その中から入選した12作品が上映される。特別プログラムでは大森一樹監督の「暗くなるまで待てない!」、河瀬直美監督の「今、」「たったひとりの家族」「小さな大きさ」「現しよ」、瀬々敬久監督の「ギャングよ、向こうは晴れているか」、山村浩二監督の「水棲」「小夜曲」「博物誌」、山下敦弘監督の「夏に似た夜」「断面」「105円のハンバーガー」を上映する。
併せて監督5人が学生時代に撮った作品も上映する。同24日14時30分の回に山村監督、25日19時30分の回には山下監督が、それぞれゲストとして来場する。山下監督は学生時代に同映画祭へ出品した経験もあるという。同実行委員会の林田泉さん(立命館大4年)は「普段は見ることができない学生作品や、現役映画監督の学生時代の作品など質の高いものを見せたい」と話す。
同24日には同志社大学寒梅館ハーディーホール(上京区烏丸通上立売下ル)で同映画祭のグランプリ・準グランプリ・観客賞を発表する。著作権に関するシンポジウム「つくることと、まもること」も同時に開催し、日本国際映画著作権協会MPA(モーション・ピクチャー・アソシエーション)のロベルト・デヴィードさんがスピーチを行う予定。
料金は、京都シネマ=学生500円、一般600円、同志社大学寒梅館ハーディーホール=前売り800円、当日1,000円。今月28日まで。