明日から「京都学生祭典」-学生千人でイベント運営、地域密着企画も

写真=昨年のグランド・フィナーレの様子

写真=昨年のグランド・フィナーレの様子

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 京都学生祭典実行委員会(京都市下京区西洞院通塩小路下ル)は10月11日に京都駅ビルと新風館、12日に平安神宮と岡崎周辺で「第6回京都学生祭典」を開催する。

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 企画立案から協賛活動、広報活動、警備計画、運営などの全てを学生の手によって作る同イベントは2003年に始まり、年1回開催されている。同委員会は学生約300人で組織され、短期スタッフ、踊り手、みこしの担ぎ手を含めると、1,000人を越える学生がイベント当日に活動する。縁日の会場である岡崎都市公園近辺には多くの模擬店が並び、昨年は2日間で21万5,500人の来場を記録した。

 今年はコンセプトに「祭でつなげ!~ひと・地域・未来の架け橋~」を掲げ、「一体感のある祭を通じてひとりでも多くの人に笑顔になってほしい」という学生たちの思いを京都から全国へと発信するという。

 地域に密着した企画を押し出し、「おこしやす ふれあい広場」(11日)では昔ながらの遊びを実際に体験できるブースが京都駅ビル大空広場に並ぶ。今年から「みやこめっせ」も新たに会場となり、「~来て見て体験!~みやこコレクション」(12日)では学校をテーマに、歴史・社会・科学・芸術の4つのゾーンで分けられた企画やブースを展開する。

 環境に配慮したイベント運営も始めており、昨年から模擬店が並ぶ縁日企画に洗って再利用できるリユース食器を導入し、第4回開催時には約10トン発生していたごみを、第5回開催時には約半分に抑えたという。12日の縁日会場では今年もリユース食器を使用する。そのほか、「Kyoto Student Music Award」(11日)、「第11回京都国際学生映画祭」(12日)も同時に開催。昨年総勢6,000人でオリジナルの踊りを踊った「京炎そでふれ!」を今年もグランド・フィナーレで行う。

 実行委員長の村井杏侑美さんは「グランド・フィナーレの迫力と一体感をぜひ味わっていただきたい。京都学生祭典を通じて学生のパワーを感じてもらえれば」と話す。

 開催時間は11日=13時~18時、12日=11時~21時。

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