大正時代の木造洋館をリノベートした商業施設「文椿ビルヂング」(京都市中京区三条烏丸通西入ル)1階のアート&プロダクトラボラトリー「椿-tsubaki labo-KYOTO」で11月12日から、晩酌に使う酒器や食器が並ぶ展示会「今宵堂 小酔(こよい)の器」が開催されている。
作者の上原連さんは、北区にある自宅兼ギャラリーの工房で作品を制作している。同ラボラトリーで作品展を展開している久和恵さんが上原さんの作品にほれ込み、同展開催が決まったという。
展示作品の種類は60種。杯やとっくり、小皿など晩酌に使用される作品がメーン。人気作品は2,000円程度の杯や小皿だという。上原さんは「客層は陶器好きというよりもお酒好きの方が多い」と話す。
同15日・22日には日本酒も用意し、酒と一緒に杯の使い心地を試すことができる。日本酒は顧客として交流のあった酒蔵の蔵元に選んでもらったという。「一日の中で晩酌をする余裕を持つことも大切。晩酌の楽しさや文化が伝えられれば」と上原さん。「作品には少し物足りなさを残し、晩酌という形で完成」とも。
開催時間は11時~22時。火曜定休。入場無料。今月24日まで。