祇園・先斗町の飲食店2店舗は10月1日より、スキンケア商品を扱う「祇をんまり菊本店」（京都市東山区新橋花見小路西入ル、TEL 075-525-0677）とコラボした「きれいになるランチ」の提供を始めた。

　同社は、「基本を大切にする」という素肌へのコンセプトで、「スクワランオイル」（30ミリリットル、10,000円）、「せっけん」（100グラム、5,000円）、泡立てネット（1,000円）、ハンドトリートメント（90分、10,000円）などを提供。地元祇園では「芸子さんやクラブのママさん、ホステスさん」らに人気があり、通信販売では30代の女性が多く利用しているという。

　飲食店2店舗とランチメニューでコラボを行う同企画は、「生産地から安心・安全を心掛けた食材」「観光用ではなく本当に地元でも喜んでいただいているもの」を体験していただきたいという思いから生まれた。

　「くらがりまさ」（東山区縄手通富永町、TEL 075-541-1005）では、「こだわり京野菜と湯豆腐ランチ」（3,000円、要予約）を提供。同店の坂口料理長は「ヘルシーで、身体にやさしいメニュー作りを心掛けた。祇園で働く芸子さんや舞妓さんたちにも喜ばれているものを厳選した」と話す。「ビストロらんまん」（中京区四条通先斗町、TEL 075-211-8606）では、「健康とキレイを考えた京野菜イタリアン」（3,000円、要予約）を提供する。

　いずれの利用客にも、「祇をんまり菊本店」のスクワランオイル（3ミリリットル）、洗顔せっけん（12グラム）、オリジナル泡立てネットがセットになったスキンケアお試しセット（2,800円相当）を進呈する。

　同社の坪井一剛さんは「スキンケアと飲食店のコラボ企画は珍しいが『身体にやさしい商品作り』を目指しているという点は共通している。ウソのない、正しいことを当たり前にやれれば」と話す。今後については、「食後に学んできれいになる時間として、芸子さんなどをお招きして内面からの美しさについてお話をしてもらうなど、女性の『きれい』の幅を広げていければ」とも。