「ANEWAL Gallery(アニュアルギャラリー)」(京都市上京区実相院町、TEL 075-431-6469)で6月6日より、重本晋平さんの個展「まちくさ展」が開催される。
同展は、街に生える草の生え方や、生えている場所の面白さに引かれた重本さんが、写真を撮り収集し分類を考案したもの。「まちくさ」をキャラクターとして18種類の分類をし、見つけるのが難しいほど小さくてポツンと生えている「チビゾウ」、電柱や壁に寄り添うようにして生えている「ヨリソウ」など、生え方によってわかりやすいネーミングを付けている。展示では、写真やマチクサ図鑑・絵本などを展示している。重本さんは、京都精華大学 プロダクトコミュニケーションデザインコース卒業。
今月8日・15日には、実際にギャラリー周辺の町内へ出る「まちくさめぐり」を行う。「街を歩きながら足元に生えるクサたちを発見し、その中で自分たちの街にあるものの不思議や面白さを感じてほしい」(同)と話す。
重本さんは「まちくさめぐりは道草でもある。子どものころ、帰り道で出会ったたくさんの不思議なものや、ドキドキワクワクするあの感じを、まちくさめぐりを通して再発見してもらえれば」と話している。
開催時間は10時~19時。「まちくさめぐり」は両日とも15時~17時。参加費は300円。定員は40人。