京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で6月1日より、「第8回京都国際マンガ展2008」が始まった。
同展は1991年の第1回展開催以来、京都を起点に全国各地の巡回展や2000年のニューヨーク国連本部での展示などを行ってきた。
同展で地球温暖化をテーマするのは1997年開催の第3回展に次いで2度目。7月に開催される北海道洞爺湖サミットで「地球温暖化問題」が取り上げられるのに合わせ、「京都国際マンガ家会議」が再度温暖化をテーマに国際マンガ展を開催したいと考え、「『時間があらへん!』守ってください、京都議定書」というテーマのもと「ひとコママンガ(カートゥーン)」の募集を行った。
プロのマンガ家を対象にした「一般(プロ)部門」には49カ国から575点、京都府・京都市の姉妹都市のこどもを対象にした「ジュニア部門」には10カ国から333点の応募があった。今回、応募作品の中から各部門の入選作品合計268点を一堂に展示する。
「ジュニア部門」の設置は今回が初めて。同展の選考委員を務めるマンガ家・ヨシトミヤスオさんは「素直な目で温暖化をとらえ、フレッシュな感覚で描いている」と話す。
選考の際に満場一致で「一般(プロ)部門」金賞に選ばれたというイギリスのマーティン・ハネセットさんは2点の作品を展示。「メッセージの明確さがある」と京都国際マンガ家会議事務局長・齊藤綾子さん。
プロ部門入場料(ミュージアム入場料含む)は、大人=1,000円・中高生=500円・小学生=200円。ジュニア部門入場料は無料(別途ミュージアム入場料が必要)。開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。水曜休館。7月6日まで。期間中、2万人の来場を見込む。