京都造形芸術大学が母体となり運営しているギャラリー「art project room ARTZONE」(京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入る、TEL 075-212-9676)で5月17日から、「平間至写真展 田中泯『-場踊り-』」が開催されている。
同スペースは、「flowing KARASMA」のプロデューサーでもある後藤繁雄さんが学科長を務める芸術表現・アートプロデュース学科の学生が企画・運営を行う。「アートを社会の中で機能させる仕組みやシステムをいかにつくるか」というコンセプトで有機的なプロジェクトを創出するため5年前に立ち上げられた。
同展は、故郷・宮城県塩竈市とそこに住む人々をとり続けてきた写真家・平間至さんが、舞踏家田中泯さんの2006年からの主な活動である「場踊り」を塩竃にて撮影した写真展。カラー1点を含むモノクロ写真35点を展示する。
塩竃、東京で開催された後、京都での巡回となった。同学科2回生で同展担当の丸山るいさんは「京都での開催はまた違った『場』になっていると思う。新たに生みだされる空気を感じていただければ」と話す。22日には、平間さんと田中さんをゲストに迎え、トークイベントとサイン会も開く。
開催時間は、平日=13時~20時、土曜・日曜・祝日=12時30分~20時。入場無料。今月28日まで。