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京都市京セラ美術館で「GUCCI COSMOS」 日本画とのコラボも

グッチ バンブー 1947を特集した展示 Courtesy of GUCCI

グッチ バンブー 1947を特集した展示 Courtesy of GUCCI

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 GUCCIのコレクションを展示する「GUCCI COSMOS(グッチ コスモス)」が10月1日、京都市京セラ美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)で始まった。

「Time Maze -時の迷宮」と名付けられたセクション

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 2022年の上海、2023年のロンドンに次ぐ世界巡回展。グッチが日本に出店してから60周年となることを記念して日本で開催する。

 展示は同館の本館、北回廊1階、新館、東山キューブを使い、6つのセクションに分けて同ブランドの世界観を表現する。

 創設者のグッチオ・グッチから、現在、同社クリエーティブ・デザイナーを務めるサバト・デ・サルノさんが就任するまでの約100年の歩みを最初の章「Time Maze -時の迷宮」で紹介。バッグやスカーフなどの商品に加え、設計図、広告などの資料を、来場者が引き出しや扉を開けて「見つけ出せる」工夫を施す。

 レジャーをテーマとした「Leisure Legacy -ライフスタイルの賛歌」の章では、乗馬にまつわるアイテムと、同館が所蔵する絵画との「コラボレーション」を展開。菊池契月が平安時代の名馬を描いたといわれる日本画「紫●(しりゅう)」の前には、くらやブーツ、手袋など乗馬にまつわるアイテムを集めた。

 5番目の「Bamboo バンブーの世界」では、1947年に誕生した「グッチ バンブー 1947」 を特集。西陣織の「HOSOO」や写真家の森山大道さんとコラボしたハンドバッグなど、日本の伝統工芸作家やコンテンポラリーアーティストが手がけたバッグに合わせて同館所蔵の井上流光の「藪」を展示。9月にグッチ銀座 ギャラリーで行われていた特別展を再構成した。

 開館時間は10時~18時(入場は17時まで)。月曜休館(祝日の場合は開館)。料金は、一般=2,200円、大学生=1,500円、高校生=1,000円、中学生以下無料。12月1日まで。

 ●は馬に留。

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