3月8日の「町家の日」に合わせ、京都タワーが公募で選ばれた色でライトアップされる。主催は京町家情報センターなどでつくる「町家の日普及実行委員会」。

【追加】こんな色でした

　3月は英語で「マーチ」、8日を「ヤ」で「町家の日」とした同日、全国的にも伝統的な町家が姿を消していることを背景に、町家に蓄積されてきた暮らしと建物の知恵や工夫を再認識し、町家の伝統的価値とその素晴らしさを多くの人に広め、町家の保存と再生を図ることを目的にしている。

　同委員会では、町家の日に合わせて今月4日から12日を「町家ウィーク」として京都市内にある町家を使ってオープンハウスやコンサート、展示会などのイベントを実施。参加型企画として京都タワーのライトアップの色を決める同企画では、10色の候補の中から選ばれた色にタワーが染まる。

　同12日には下京区の「京都もやし町家」でコンサートが行われるほか、北野天満宮のそばにある改装中の町家（上京区鳥居前町）で「町家deマルシェ」を開催。森林食堂のカレーや「豆本屋おさが」の豆本などを展示・販売、京町家写真展などが行われる。

　ライトアップ点灯時間は日暮れ～24時。