京都市美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)で9月18日、「若年層のアニメ制作者を応援する会」(AEYAC=エイヤック)の設立記念イベントが行われる。
今年5月に代表理事の秋吉亮さんにより設立された同会。アニメーション監督や芸術大の教員らが会員として参加する。アニメ業界でプロとして活躍する人が就職活動時代に作成したポートフォリオを集めた小冊子を作成。若年層のアニメ制作者やアニメ業界でのキャリア形成に役立つ情報発信を行う。
みやこめっせ(左京区)で今月17日から開催される京都国際マンガアニメフェア(愛称「京まふ」)ではブース出展も行い、小冊子の展示・販売を行うほか、18日にオープンステージで設立発表会を行う。
同館そばの京都市美術館では同日、設立記念セミナーを開催。1部にアニメーション制作会社「魚雷映蔵」代表の佐野リヨウタさんや、海外のクラウドファンディング支援サービスを行うAWSOME JAPANの金野太一さん、同会理事でアニメーション監督の糸曽賢志さんが登壇。「グローバル・クラウドファンディングの可能性と事例」と題し、過去の事例を交えながらトークを展開する。
第2部では、「マッドハウス」や「シャフト」でアニメ制作に携わり、現在、大阪成蹊大学で非常勤講師を務める岩城忠雄さん、2012年に設立し、「京都アニメーション」(宇治市)出身で業界では珍しい人材教育に取り組む「ライデンフィルム」京都スタジオの坂本一也さんと1部から引き続き登壇する糸曽さんが「アニメ業界の仕事とキャリア形成」をテーマに、アニメ業界の仕事やアマチュアから現在に至るまでのキャリア形成に関するエピソードなどを紹介する。
開催時間は、設立発表会=11時~12時。参加費は不要だが、京まふの入場券(1,200円)が別途必要。記念セミナーは、1部=13時~13時55分、2部=14時~14時55分。各部とも入場無料。定員は各部50人。申し込みはウェブページで受け付ける。