寺町商店街に8月20日、アイウエアブランド「JINS(ジンズ)」初のコンセプトショップ「JINS京都寺町通店」(京都市中京区寺町通三条下ル桜之町、TEL 075-254-7661)がオープンした。
同店のコンセプトは「変わるものと変わらないもの」。白を基調とした店舗内に、日本家屋をイメージしたコンクリート造りの2つの空間「母屋」と「離れ」を設置。母屋には視力矯正用の眼鏡、離れには機能性アイウエアをディスプレー、960本のアイウエアを展開する。
コンクリートの壁面には五重の塔や大文字など、京都の風景をポップに表現したデザインを描く。寺院などで用いられる建築技法「借景」を取り入れ、壁越しや鏡越しに見える店舗の風景が一体感を演出する。
日本の雪をイメージした溝を彫り込んだ陳列台も、同店にあわせてデザインされた。「商品の佇(たたず)まいだけでなく、商品を手に取った後も溝に映る影が映えるように設計されている」と広報担当者の池川志帆さん。「海外から見た日本も同店のコンセプトであり、母屋と離れの高さ、借景や陰影の表現など、日本の和を体現した空間自体の楽しさもショッピングとともに楽しんでもらえるのでは」と話す。
同店店長の吉岡梓さんは「従来店と同じサービスを変わらないものとして提供。店舗づくりにこだわった空間で、これまでのお客さまだけでなく、地元のお客さま、インバウンドのお客さまそれぞれにJINSでのお買い物を楽しんでいただきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。