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京都の老舗茶筒店「開化堂」がカフェ事業 5代目社長が夢かなえる

6代目社長の八木隆裕さん(写真左)とポストカードティーズオーナーのティムさん(写真右)

6代目社長の八木隆裕さん(写真左)とポストカードティーズオーナーのティムさん(写真右)

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 老舗茶筒店「開化堂」が5月21日、カフェ「Kaikado Cafe(カイカドウカフェ)」(京都市下京区河原町通七条上る住吉町 TEL 075-353-5668)をオープンした。

コーヒーは特注の朝日焼のカップで提供される

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 「いつか喫茶店をやりたかった」という5代目社長の八木聖二さんが夢をかなえた同店。店舗面積は約23坪、席数43席。かつて市電の事務所兼車庫だった場所を改装した店内は、同社の職人による手作りの銅製ランプシェード、市電車庫の姿を残した高い天井と河原町通に面した大きな窓が印象的な造りとなっている。

 提供するコーヒー(810円)は、聖二さんが好きな「中川ワニ珈琲」(東京)の豆を使う。紅茶(756円)は、6代目社長の八木隆裕さんが好きなポストカードティーズ(ロンドン)から仕入れる。シュトーレン、赤ワインパン、ガトーショコラの3種を盛った「HANAKAGO SET(ハナカゴセット)」(864円)は、市内のレストランなどにもパンを提供する「HANAKAGO」(中京区)とのコラボメニュー。

 店内で使う食器や道具は、聖二さんと隆裕さんこだわりの品をそろえる。金網つじの茶こしをはじめ、コーヒーカップは宇治市の窯元「朝日焼」、フードを提供する木製プレートは中川木工芸など、隆裕さんも参加する京都の若手職人ユニット「GO ON」の各社が、同店のために作成した特注品がそろう。コーヒーやフードだけでなく、京都の伝統の技に触れることができることも同店の魅力の一つとなっている。店内で使う食器は購入可能で、コーヒーセットは1万3,000円で販売する。聖二さんは「GO ONのメンバーをはじめ、お得意さまやご縁のある人が協力してくれて、夢をかなえることができた」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時30分~19時。木曜定休

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