毎年恒例の鴨川納涼床が5月1日、始まった。
鴨川の川床(ゆか)は、江戸時代ごろに鴨川の河原がにぎわい、裕福な商人が席を設けたり、茶店ができたりしたことが始まりといわれる。明治時代には7月と8月、両岸に床が出ていたという。現在は二条大橋から五条大橋の間に京料理店をはじめ、イタリアン、フレンチ、バーやカフェ、おばんざいなど100店以上が連なる。
京都鴨川納涼床協同組合が川床の許可を出しており、同ホームページでは「上木屋町」「先斗町」「西石垣」「下木屋町」の各エリアで川床を営業する店舗の検索を行うことができる。iPhoneやAndroid用のアプリも配信している。
「がんこ高瀬川二条苑」(京都市中京区木屋町通二条下ル東入洲町、TEL 075-223-3456)では、昼は3,564円、夜は5,940円から川床料理を用意(要予約)。1日の昼の営業は、早速60席が満席となったという。「5月の平日の昼や、大文字が終わってからの時期は比較的ゆっくりしているので狙い目。川の流れる音を聞きながら食事を楽しんでもらえたら」と同店マネジャーの野村和義さん。
鴨川納涼床は、6月1日からはで夜のみの営業になり、9月1日から再び昼の利用ができる。昼は11時~15時、夜は=17時~21時。9月30日まで。