京都市は3月11日に行う「シェイクアウト訓練」に先立ち、2月10日から事前登録の受け付けを始めた。

訓練用の緊急速報メール（以前のもの）

　シェイクアウト訓練とは、地震から身を守るための基本行動を身に付けることを目的として行われる一斉訓練。同日は、9時30分に各自で放送や笛、ブザーなどを合図に地震が発生したという想定で家庭や職場、学校などで訓練を実施する。訓練では、姿勢を低くし、机などに潜って体と頭を守り、揺れが収まるまでじっと動かず身を守る。

　京都市のホームページには、シェイクアウト訓練で利用できる「地震防災訓練アプリ」を紹介。訓練の日時をあらかじめ登録しておくと、その時間に緊急地震速報の専用ブザー音が鳴り、それを合図にできる。

　当日9時33分ごろには、京都市が「緊急速報メール」を発信する。京都市域にある携帯電話やスマートフォンに対して災害に関する重要な情報を送るもので、申し込み等は不要。

　現在、同市では参加者の事前登録を受け付けている。参加者の人数把握や、アンケート回収のために行われるもので、昨年は12万人を超える登録、316件の意見が寄せられた。

　参加事前登録は、京都市のホームページで受け付けている。