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京都タワー開業50周年-地上100メートルの「たわわちゃん神社」も

玉串を奉納する「たわわちゃん」

玉串を奉納する「たわわちゃん」

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 京都タワー(京都市下京区)が12月28日、開業50周年を迎え、記念式典が行われた。

新設された「たわわちゃん神社」

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 京都タワーは、1964(昭和39)年に開業。東京オリンピックや東海道新幹線の開通年で、京都の近代観光施設の先駆けともいえる存在。海の無い京都の街を照らす灯台をコンセプトに建てられた。地上100メートルの展望室からは京都はもちろん、天気が良いと大阪のあべのハルカスが見えることも。今年9月には来塔者が2900万人を突破した。

 当日は、竣工時から縁のある下鴨神社(賀茂御祖神社)の東良勝文さんにより、神棚に向かい祝詞(のりと)を奏上した。同社社長の小川雅人さんや、マスコットキャラクターのたわわちゃんが玉串を奉納し、これからの発展と無事を祈った。式を終えた小川社長は「開業当初は賛否両論あったが、今では『京都に帰るたびにタワーを見てほっとする』という声をいただく。これからも京都の街を見守るシンボルであり続けたい」とコメントした。

 展望室には新たに「たわわちゃん神社」を設置。金色のたわわちゃんに、両側には下鴨神社の三本足のカラスをモチーフにした「あ」と「うん」の像を配する。すべてたわわちゃんの生みの親、「もへろん」さんがデザインを手がけた。また、年間パスポート(大人=2,000円)の発売を開始。ほかにも、スマートフォンケースの販売や、展望レストランでの復刻メニューの提供なども行われた。

 当日は50年を記念して50円で展望室に上がれるため、多くの京都タワーファンや、家族連れが列を作った。11時ころには、展望室が混雑したため一時発券を中止。整理券を配布するなどスタッフが対応に当たった。

 営業時間は21時まで(入場は20分前)。28日のみ50円。

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