現在、京都市営地下鉄の北山駅や二条駅などでハロウィーン企画が行われている。
京都市交通局が市役所や区役所など全局を通じて応募した若手増客チームの「京都メトロFT」とのコラボで開発を行った。同局がハロウィーンに合わせた企画を行うのはこれが初。
駅ナカ施設「コトチカ」のベーカリー、志津屋(本社=右京区)とのコラボも実現。若手チームが提案した「ハロウィンカルネ」(270円)の販売が行われている。カルネは、丸いフランスパン生地にマーガリンを塗り、オニオンスライスとハムをはさんだパンで、60年以上の歴史を持つ同社の看板商品。
当初は生地にカボチャを練り込む案なども出たが、技術的に難しく「鈴カボチャ」と呼ばれる生食用カボチャとグリーンリーフにタルタルソースを添えた商品に仕上がった。商品は、10月3日から地下鉄駅の3店舗で発売され、3店舗で1日80個~100個ほど売り上げた。10月13日からは、全店舗で販売するようになった。「色も鮮やかでカボチャらしい見た目と、シャキシャキした食感がポイント」と同社企画室の上野さんは話す。
15日から、本物のカボチャを使った装飾をおこなったほか、25日には仮装したスタッフが同2駅で地下鉄を利用して合言葉、「メトロでGO」と唱えた子どもにお菓子を進呈する企画も用意する。「10月は乗降数が少ないというわけではないが、近年盛り上がりが出てきた各地のハロウィーンイベントと連携して地下鉄増客につなげたい」と同局担当者。
ハロウィンカルネの販売は10月31日まで。