烏丸五条に立ち食いステーキ店「勇気亭」（京都市下京区万寿寺町通烏丸東入ル、TEL 070-5266-2935）が5月8日にオープンして2カ月がたった。新旭製麺（京都市西京区）の初業態。

サラダやスープがセットの「牛重」

　外観は、窓から中の様子が分かるように視線を遮るロゴなどを控え目にして、初めての人も入りやすいように配慮した。店舗面積は約10畳。カウンターのみで定員は約10人。「店が狭いことや、短いランチタイムでの回転率、話題性も考えて立ち食いスタイルを選んだ」と同社本部長の杉本勇気さん。

　メニューは、牛重、ステーキ重（以上980円）のほか、ステーキセット（1,180円）と単品を用意する。ステーキは国産牛のロースを使用。試行錯誤してたどり着いたという「企業秘密のタレ」で味付けする。ドリンクはビール、ワイン、ハイボールを用意。前日に予約すれば近隣エリアへの弁当配達も対応する。

　利用者のほとんどが40～50代の男性。平日とランチは近くで働くサラリーマンが多く、土曜や夜は観光客の利用が多いという。当初はお酒を飲む人が多いと想定して単品メニューを設けていたが、実際は夕食での利用が多かったので、サラダ・スープ・ごはんのセットメニューに変更した。「今後は、女性の方や若い人にも来ていただけるようにしていきたい」と杉本さん。本格的な夏に向けて、新しい取り組みにも挑戦しているという。

　営業時間はランチ＝11時～14時、ディナー＝17時～21時（土曜はランチのみ）。日曜定休。