麩屋町四条に「ホテルグランバッハ京都」(京都市下京区四条通寺町西入奈良物町、TEL 075-221-2211)が5月12日、オープンした。経営は、グリーンハウスグループで、全国でホテル運営に関わる「グリーンホスピタリティマネジメント」(東京都新宿区)。
同社初の自社ブランドとなる同ホテル。ホテル名は、音楽の父と知られるJ.S.バッハのような品格と、小川(ドイツ語でBach(バッハ))のせせらぎをイメージした癒しや自然との調和を感じられる空間とホスピタリティを提供することを目指す。「客室は広いとは言えないが、それを感じさせない内装の工夫や、シティホテルに匹敵するサービスを提供する『宿泊特化型』として位置付けている」と同社ホテル担当者。
建物は、地上10階、地下1階で、ホテル施設は2階以上となる。客室は3階から10階で全120室。2階にレストラン、3階に大浴場を設ける。「杜のバッハ」をイメージしたレストランでは、和食か洋食の定食形式に、ブッフェ形式のサラダとデザートの朝食を提供。14時からはコーヒーや紅茶、日本茶と和菓子などを提供する宿泊者専用のラウンジとして使用。夜の時間帯は、「京漬物の一口茶漬け」を提供する。
内装デザインは、バッハの手書きの楽譜をモチーフにした用いた壁の飾りや、音符などをあしらったほか、京都の和のテイストも盛り込む。各部屋には100種類以上の映画やドラマが無料で見られるVODや、パリの老舗ブティックとコラボしたヘア&ボディケアや、今治タオルなどのアメニティを充実させた。82部屋用意するツインルーム(約16平方メートル)の通常料金は2万5,000円。
グリーンハウス社長の田沼千秋さんは、「初の自社ブランドということで、心に響くサービスを提供することでぜひ成功できれば、海外への展開もしていきたい」と意気込みを語った。
チェックインは14時、チェックアウトは11時。