6月19日にオープンする東急ハンズ京都店(京都市下京区)の概要が4月10日、発表された。
大丸京都店の周辺店舗としてオープンする同店。リニューアル工事が行われている「外市秀裳苑ビル」の1階~4階の4フロアで、延べ床面積は約1000坪。文具や雑貨、コスメなど約4万点を扱う。
京都店のコンセプトは「くらしの作法」。新しいだけではない「古きよき習慣」を融合させながら「暮らし」と付き合う方法を提案する。1階エントランスの「ソトノマ」と呼ばれるスペースではグリーンを大胆に配し、緑のあるライフスタイルを提案するほか、イベントスペースとして使う。「ほかの店に比べてもスペースを広く取っている。見る人に驚いていただけるようなスペースになるよう準備を進めている」と同社経営企画部の平岡幸大さん。
その奥に観光客の利用を見込んだ「KYO-トラベル」では、京都ブランドの雑貨や旅グッズなど、京都店ならではの商品を展開する。「MY STANDERD」コーナーではさらに生活に密着し、靴やバッグなど長く愛着を持って使えるものの補修やケア用品を集めた。
2階では、美と健康をテーマにしたコスメや舞妓(まいこ)が愛用するスキンケアなどを「はんなりはん」コーナーで紹介する。3階「コーヒーアワー」では、東急ハンズ初となる試飲スペースを用意。ウニール(長岡京市)の協力で、同店スタッフのドリップコーヒーを有料で提供する。4階の文具コーナー「カクカクカケル」では、紙とペンの相性が確かめられる試し書きスペースを広く取った。
同店準備室の安藤恵さんは「当店の強みは、専門知識を持ったスタッフが提案できること。観光客の方から、周辺のサラリーマンの方から学生さんまで、幅広い方にご利用いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時30分。