京都リサーチパーク町家スタジオ(京都市上京区福大明神町、TEL 075-432-8063)で3月1日、展覧会「my home town わたしのマチオモイ帖」が始まった。主催は京都リサーチパーク。
デザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者など、さまざまなクリエーターが「ふるさとの町」「学生時代を過ごした町」「今暮らす町」など、地域へ抱く特別な思いを、小冊子や映像として紹介する同展。必ず作品タイトルの最後に「帖」を付けるというルールの下、全国13カ所で同時開催。同会場には、京都・滋賀の2区から全30を越える数の作品が集まる。
初日に行われたキックオフパーティーでは、作品を出品したクリエーターも参加。マチオモイ帖に興味のある「マチオモイファン」と、終始アットホームな雰囲気の中、各々が作品への思いを語る姿が見られた。
「自分たちの『根っこ』の部分が、幼少期に過ごしたあの場所に詰まっている」。「小さいころに見てワクワクしていた景色は、改めて見てみるとちっぽけなものだったりする。けれどそれが、自分にとってかけがえのない特別な場所だった」。「実際に地域を歩いていると、当たり前に感じていたものが実は面白いものだったんだと気づき、まちへの愛着がグンと湧いた」など自分たちの好きなまちの表現を発信する過程で、クリエーター自らが改めて地域を好きになれたという声が、さまざまな形で聞かれた。
今月10日13時からは同会場で「マチオモイサロン」を開催。「はしもと帖」のあべみずほさん、「当尾帖」のさとうけいこさんを招き参加者とトークセッションを行う予定。
開催時間は11時~19時。月曜・火曜定休。今月24日まで。