四条烏丸近くにある「うどん酒場ルごんた」（京都市下京区彩小路通東洞院東入る神明町）前のスペースで1月26日、「Aozora市場」が始まった。

前回のイベントの様子

　「近畿農業・農村6次産業倶楽部」の取り組みの一環となる同イベント。同団体は、生産者や流通、小売り、料理や観光、学識経験者などで構成され、農業や農村の再生や、産業の創出による地域の活性化をテーマとした意見交換や連携を図っている。

　イベントでは毎週土曜に1～2ブースが出店し、農家直産の野菜や加工品などを販売する。初回となった同日には、「京都オーガニックサークル」が青物野菜を、「なかしま農園」があぶった「かきもち」を振る舞い、玄米や小豆を販売。来場者の男性は「掘り出し物もあるね」と、袋いっぱいに水菜やキャベツなどを購入していた。

　9日に出店をするのは「観音山フルーツガーデン」（和歌山県紀の川市）。味を落とさないように選別に機械を使わない、収穫は樹木ごとに行うなど独自の方法を守っている。「大切に育てているので、直接お客さんと話ができるイベントと聞いて出店を決めた」と同社の岩崎淳平さん。

　「今後も『あいす工房らいらっく』（兵庫県美方郡）のジャージー牛の牧場で作ったアイスクリームなど評判の品や、安心して食べられる減農薬・無農薬、有機野菜が毎週並ぶ。ぜひ足を運んでもらえたら」と同事務局の佐藤佳郎さん。

　開催時間は10時30分～夕方。日曜開催の場合も。