京都染織青年団体協議会が現在、着物を着て参加する「婚活」イベント「キモノで婚活」の参加者を募集している。
今回が2回目となる同イベント。昨年は200人の募集枠に対して2800以上の応募があるなど大きな反響を呼んだ。「イベントをきっかけに知り合った方が成婚したと聞いている。そこまで行かなくても、アドレス交換する姿が見られるなど、とても盛り上がった」と同イベント担当の市川昌史さん。当日のために着物をそろえたり小物を購入した参加者もいたという。
今年は「婚活トレイン」と題し、京都市市営地下鉄東西線の車両を貸し切りにする企画も用意。「参加者の方には特別な思い出を作ってもらえたら」と市川さん。肉専門店として知られる「はふう」(京都市中京区)のカツサンドを「婚カツサンド」として進呈する。
「昨年も着物ビギナーの方から着物に親しんでいる人まで幅広い方にご参加いただいた。『和装の男性はすてきに見える』という声もあった」と共催する京都市伝統産業課の筒井昭彦さん。
「参加者の方は、着物には興味があるが、着る機会がなかったという印象を受ける。これを一つのイベントで終わるのでなく、着物が身近になるようなきっかけにしたいし、京都から着物という伝統文化を発信していきたい」と市川さん。
対象は25歳から45歳までの独身の男女各100人。参加費は2,000円。申し込みはメールなどで受け付ける(応募多数の場合は抽選)。応募締め切りは2月3日。