祇園にご当地うどんを紹介する「うどんミュージアム」(京都市東山区祇園北側、TEL 075-531-0889)が12月22日、オープンした。
昨年末に三条河原町での開業を予定していたが延期になっていた同館。元料亭など4棟の建物を合わせた2階建て。延べ床面積は約400平方メートル。
1階には、ご当地麺のサンプルを展示するほか、1杯400円~1,200円で、ご当地うどんも提供する(日によってメニューは異なる)。さまざまな種類を試せるようにと通常の半分ほどの器を使う。「男性は3杯、女性は2杯ほど注文できるのでは」と同館代表理事の高屋友明さん。1階・2階に約100席を設けた。麺の形が平べったい「ひもかわうどん」(群馬県)や耳たぶのような形の「耳うどん」(栃木県)などの注文が多いという。
オープン日には、家族連れやカップル、観光客らが「この麺、パスタみたいにモチモチしている」「だしが黒い」などと口にしながら個性的なうどんの食べ比べをしていた。
「実際に食べ歩いて、各地のうどん店に調理指導などでご協力いただいた。香川県が『うどん県』を掲げているように、ご当地うどんが地域振興につながれば。各地の方が観光に訪れる京都でうどん界の新しいスターが生まれてほしい」と高屋さん。
営業時間は11時~22時。