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錦市場近くにカフェ「ナンチ」-1LDKの部屋をイメージ、人を繋げるイベントも企画

cafe nanchiの中西寿英(すみえ)さん

cafe nanchiの中西寿英(すみえ)さん

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 錦市場の近くに7月11日、カフェ「nanchi(ナンチ)」(京都市中京区高倉通錦小路上ル中魚屋町、TEL 075-748-1254)がオープンした。

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「友人の家に来たようにくつろいでほしい」という思いから「『1LDKの部屋』をイメージした同店。入り口で靴を脱いで進むとオープンキッチンが出迎える。ソファ席がリビングで、大きなテーブルがダイニング。店舗面積は約15坪。席数は20席。店名は、「みんなの家」を意味する「みんなんち」に由来する。

 「子どもに影響を与えることで社会をよくしたい」という思いで11年間教育の仕事に携わってきた店主の中西寿英(すみえ)さん。「前向きに頑張る大人が増えることで、子どもたちも『大人になりたい』と憧れるような社会になるのでは」という思いに至り、「大好きだった」仕事を辞め、「大人に影響を与える仕事」として大人が利用しやすいカフェという形を選んだ。

 メニューは日替わりのキッシュとメーンの付いた「プレートランチ」(900円)やどんぶりとサラダの付いた「ボウルランチ」(800円)など。日替わりのフレーバーティーやフレーバースカッシュ(各500円)も用意する。中でもキッシュの人気が高く、すぐに無くなるという。

 店では、「迷っている人の背中を押したい」と、得意な人と教わりたいと思う人をつなぐ仕掛けを用意。9月末には「ケーキバイキング」イベントを企画する。ケーキは生徒を募集しているお菓子教室から持ち込み、ケーキに先生の名前を添えることで、自分の好きなケーキを作る先生と出会えるというもの。「人と話すのが大好き」という中西さん。ニコニコと来店客に話しかける。「何かの帰りですか?」「その荷物、楽器ですか?」――中西さんが話しかけることで、場が和む。「次は娘を連れてくる」と2度目は母娘での来店パターンも多いという。

 「お客さんは学生から60代まで幅広いが、20~40代の女性が多い。四条烏丸は働く女性が多く、習い事スクールもたくさんある場所。店での出会いから『こんな風に頑張っている人もいるんだ』と影響を互いに受けて元気になれる店になれれば」。今後は、趣味の集まりなどに使えるようなスペース貸しも考えているという。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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