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京都・趣味高じ自ら嵐電ガール「おらん」に、歌手デビューも

歌手デビューする「おらん」のライブ用ポスター

歌手デビューする「おらん」のライブ用ポスター

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 「嵐電(らんでん)」ファンとして知られる木版画工房「竹笹堂」(下京区)の森愛歩店長が、自称、嵐電ガール「おらん」として歌手デビューすることになった。

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 森さんは学生時代、嵐山でアルバイト先に行くために利用していたことから嵐電のファンに。「嵐電は、一番着物が似合う列車。観光客と地元の人が一緒に利用している銭湯のような雰囲気もいい」と語る。

 おらん誕生のきっかけは友人との会話。京阪電車の公式イメージガール「おけいはん」で盛り上がっていたところ、「おらん」になることを勧められた。おらんを名乗っていると、周囲も面白がってフェイスブックで「おらん推進委員会」を立ち上げた。

 本家の京福電鉄の人に偶然出会い、活動を伝えたところ同社が運営する情報サイト「京都嵐山クラブ」の取材を受けた。その後、嵐電や沿線を紹介する仕事が増えたという。「楽しみながらやっていることなので京福電鉄の方からも喜んでもらっていると聞いて良かった。地元の利用者だからこそできることをしたい」。夢は「おけいはん」との共演だという。

 8月に「新風館(中京区)」で行われる「大文字音楽祭」で「帷子(かたびら)の辻ユリユラレ」を初披露する。作詞も森さんが手掛けた。本線と北野線の分岐となる帷子の辻駅の情景をつづる。曲は哀愁漂う1960年代の昭和歌謡をイメージしたという。

 「フェイスブックで、見る見るうちに輪が広がってびっくりしている。お会いしたことがない方も多く、どんなライブになるのか楽しみ」と期待を膨らませている。

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